大垣共立銀行でお金を借りたい？他と違うカードローンの魅力を紹介！

大垣共立銀行は岐阜県にある地方銀行です。銀行としては小規模ですが、他銀行との差別化戦略によって話題になることが多く、利用者には一風変わった銀行との認識を持たれています。

もちろん、ただ変わっているというのではなく、他に銀行がやらないような独自のサービスを展開していたり、本来であれば契約できないような人であってもお金を借りることができたりするところに特徴があります。

今回は、そんな大垣共立銀行のカードローンを利用してみたいという方に向けて、各カードローンプランがどういった特徴があるのか、どんな人が各プランの利用に向いているのかを解説していきます。

大垣共立銀行はココが違う！カードローンの差別化戦略とは？

大垣共立銀行は口座を持っている人やカードローンを利用する人に向けて、他とは異なるサービスを提供していることが有名です。地方銀行は。現在全国どこであっても、顧客を獲得するために、他に銀行と熾烈な争いをしています。

銀行の数に対して、利用する人がそれほど多くない地方では、更に顕著です。大垣共立銀行もその例に漏れません。銀行同士の顧客の取り合いに勝ち残るためには、大きく分けて2つの戦略を使う必要があります。

1つ目が「広告戦略」です。これは、自分の銀行がどんなメリットがあるかということを、広く多くの人に知ってもらうための戦略です。例えば、新聞や雑誌に広告を載せたり、テレビのCMを流したりするのが、代表的な手段でしょう。どんな媒体に、どのくらいの規模でどんな内容でどの程度の頻度で載せるか考えるのが広告戦略です。

2つ目が「差別化戦略」です。数多くのライバルがいる取り合い状態で、ありきたりのサービスを展開しても、大した集客は見込めません。

他の銀行にはないサービスを実施したり、利用者が他のどこよりも得だと感じるようなサービスを提供し、自分の銀行でなくては駄目だと利用者に思わせるのが「差別化戦略」です。

この2つを大垣共立銀行は非常に上手く活用しています。その結果、岐阜県での大垣共立銀行の影響は絶大となり、県民の実に8割もの人が、大垣共立銀行のカードを持っているまでとなりました。

大垣共立銀行ならではのサービスはどんなもの？

「我々は金融業ではなくサービス業だ」・「他の業種・業態との提携はあり得るが、地銀再編に与するつもりはなく独自路線で行く」。この言葉は、大垣共立銀行の頭取である土屋嶢氏が日経のインタビューで答えた際の台詞の一部です。

代表のこの言葉を裏付けるように、大垣共立銀行は他の業種・他の業態を参考とし、他銀行がやらないようなサービスを提供してきました。

例えば、24時間営業のコンビニエンスストアを参考に、通常、銀行の営業時間以外の平日１５時以降・土曜・休日の窓口営業を開始します。これによって利用者は、他の銀行であれば翌日または翌週にしなければいけない手続きをその日のうちに行うことが出来るようになりました。

家電量販店のポイントカードシステムを参考にして、銀行の利用に応じてポイントを付ける「ポイント制」、さらに、ATMを利用する際にスロットゲームを併設し、より細かい頻度で利用することのメリットを提示しました。

これにより、ちょっとしたことでも気軽に銀行に立ち寄る利用者の数が増え、結果的に他のサービスの利用者そのものを増やすことに成功しました。

どのプランが得？それぞれのカードローン性能を徹底比較

さて、肝心のカードローンの内容に移りましょう。いくら使いやすい銀行であっても、カードローンの中身が損であれば何の意味もありません。

利用環境というのはあくまで付属的な意味合いであって、お金を借りる人にとって何より重要なのは金融商品そのものであるのは間違いありません。

大垣共立銀行が提供しているカードローンプランは３つ。「マキシマム・ミニ」「ザ・マキシマム」「子育て太鼓判」です。それぞれの特徴を解説していきます。

「マキシマム・ミニ」は３０万円か５０万円の簡易融資型のカードローンです。これ以外の額の借り入れが出来ない代わりに、審査が早く、求められる条件も緩めに設定されています。アルバイトやパートでも契約できる点などです。

このカードローンの特徴は、３０万円の利用でありながら年利９.８％と通常の借り入れに比べて低いこと（一般的な銀行カードローンでの３０万円借り入れの年利は平均１２％程度）と、銀行の借り入れでは珍しいWEB完結型（申し込みから契約完了まで店頭に行く必要が全くない）である点です。

「ザ・マキシマム」は、カードローンの基本的な商品と言えます。契約申し込みをして、審査を受け、利用限度額を設定してもらい、その中で自由に借り入れと返済ができるものです。

こちらのプランの特徴は、最大限度額の高さと、収入証明書がいらない範囲の広さです。大手銀行でも８００万円が最大であることが多いカードローンですが、大垣共立銀行のカードローン最大融資額は大台の１０００万円です。加えて、審査の際に求められる収入証明書は利用限度額２００万円以内であれば提出の必要がありません。

ここで注意が必要なのは、あくまで収入証明書類が不要というだけで、収入自体は一定基準をクリアしている必要があるということです。

最後に「子育て太鼓判」です。これは詳しくは後述しますが、利用対象者が大きく制限されています。そのかわり、対象者にはかなり優遇措置が取られており、条件に該当するのであれば、利用候補はこれ一択と言ってもいいほどでしょう。

これらのプランの選び方としては、子育て太鼓判の利用資格に該当するならまずそれ、該当者以外では、すぐにちょっとしたお金が必要なら「マキシマム・ミニ」を利用し、長くカードローンと付き合っていくつもりならば、「ザ・マキシマム」を利用するのが理想的です。

ママ予備軍、育児中のお母さんのカードローン「子育て太鼓判」！

大垣共立銀行のカードローンでおそらく最も異色な特徴が現れているのが、この子育て太鼓判というカードローンではないかと思います。

このカードローンには、収入や勤続年数とは異なる利用資格があり、それを満たしている人でないと契約することは出来ません。年齢は２０歳から５６歳まで、２年以上の勤続年数と安定収入があること。保証会社の保証が受けられること、ここまでは普通のカードローンでしょう。

契約者本人または配偶者が妊娠中、不妊治療中、子育て中（高校生まで）であることが契約の絶対条件になります。

融資額は５０万円からであり、返済実績に応じて限度額が上がっていきます。金利は４．９７５％という驚きの低さです。通常、５０万円程度のカードローン金利は大手銀行であってどれほど低くても、８％程度までしか抑えられません。消費者金融であれば利息制限法上限の１８％です。

そうした高金利帯でありながら、本来であれば妊娠中・育児中で収入が不安定になる相手に対してわずか５％前後の金利で融資をするのは非常にリスキーな契約なのです。

逆に言えば、そんなリスクを取ってでも利用者を増やしたいと銀行が考えているのがこのカードローンの特徴でもあるのです。銀行にとって多大なリスクが有るということは、利用者にとってはかなり有利な条件であると同義だからです。

ただでさえ低い金利が更に下がる？融資金利の引き下げ制度とは

驚異的な金利の低さを誇る「子育て太鼓判」カードローンですが、特定の条件をみたすことで更に１％金利を引き下げることが出来ます。

１つは愛知県または岐阜県で発行される家庭優遇事業・家庭応援キャンペーン事業の「はぐみんカード」か「ぎふっこカード」を持っていることです。

２つ目が次世代育成支援対策推進法・岐阜県子育て支援企業登録制度・愛知県ファミリーフレンドリー企業のいずれかの従業員です。

３つ目が、岐阜県内の消防団、水防団員に発行される団員ステッカーを持っている場合です。

この制度からも分かるように、子育て太鼓判の主なターゲットと目的は、岐阜県、または愛知県に妊婦を増やし、少子化、引いては人口流出問題を改善することにあります。

本来であれば利益を出すことを最優先する銀行企業が、こうした地域活性化に協力しているのは地域密着型の地方銀行ならではと言ったところでしょう。

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大垣共立銀行カードローンに向いているのはこんな人！

最後に、大垣共立銀行のカードローンの契約に向いているのはどういった人かを知っておきましょう。大前提となるのは、愛知県か岐阜県に住んでいる、または勤務地がある人だということです。

大垣共立銀行を含めた地方銀行の特徴として、借り入れに関した優遇政策は、大半がその地域に住んでいる人に向けられています。中には、住んでいないと契約そのものができないケースもあります。

大垣共立銀行は子育て太鼓判が最高のパフォーマンスを持っているカードローンなので、それに該当する人は、まずこれ以上のカードローンプランはないと言っても過言ではありません。

「マキシマム・ミニ」と「ザ・マキシマム」の２つは、他のカードローンプランとの比較が重要になります。多くのカードローンは１００万円以上で収入証明書が必要になるので、１００万円以上２００万円以下の借り入れを希望しているのであれば、審査の手間を省く意味では「ザ・マキシマム」は有利になります。

他銀行と似たような金利や返済条件になったときには、大垣共立銀行の返済における利便性（先述した平日１５時以降の利用など）が有利となるので、よほどあっていないと考えられる場合以外では、大垣共立銀行のカードローンは優秀であるといえるでしょう。