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年金を担保にする貸付制度「年金担保貸付」高齢者でお金に困った時に

高齢の方となると、キャッシングやカードローンではお金の借入が難しくなってきます。さらに、70歳以上となってくるとほぼ不可能となってしまいお金が必要になったときに困ることになります。

年金を受け取っている高齢者の方といえども、お金の借入が必要になるということもあるかしれません。そんな時に利用しやすいのが「年金担保貸付」という貸付制度になっています。

ここではこの「年金担保貸付」について、どんな人が利用することができるのか、どこから申し込みができるのかなど、紹介していきます。

年金を担保にして高齢者でも公的機関で借入ができる!年金担保貸付

年金を担保にして借金することができる制度があり、「年金担保貸付」という貸付制度があります。

この制度は独立行政法人福祉医療機構という機関でのみ扱っているもので、公的機関での借入ができるのです。

ただし、申込をした人の全員が借入できるということはなく、審査に合否によって変わりますし、申込条件も決められていますので、「申込をして借入できる」という人は限られてきます。

申込条件を満たすにはこんな年金を受け取っている必要がある

年金担保貸付は年金を担保にする必要がありますので、必然的に「年金を受け取っている」ということが申込条件になってきます。

といっても、年金にも種類がありますので、次のような年金を受け取っている人は申込条件を満たせるので参考にしてみてください。

  • 国民年金・国民年金保険年金証書
  • 国民年金証書
  • 厚生年金保険年金証書
  • 船員保険年金証書
  • 労働者災害補償保険年金証書

以上の年金を現在受け取っているという人は条件を満たすため、年金担保貸付を利用できる可能性があります。条件を満たしましても、「審査に通らない」ことも当然ありますので、年金担保貸付での借入は審査を受けてみないとわかりません。

年金担保貸付の限度額と利率!限度額の注意点

年金担保貸付も借金となるので、キャッシングやカードローン同様に利率や限度額も決められています。お金を借りているということを忘れてしまう人も多いらしいですが、決して忘れてはいけません。

  • 利率:年金担保融資・年1.9%
  • 利率:労災年金担保融資・年1.2%
  • 限度額:200万

利率は低く設定されていて、手数料も少なくて済みます。といっても手数料は取られますので、利率でどれくらいお金が取られているのか自分でもよく確認しておくようにしましょう。

限度額についてですが、この「200万」というのは年金担保貸付での上限となっていて、実際は審査によって限度額は決まります。当然ですが、この貸付制度を使って限度額上限の200万を超えて借入することはできません。

年金担保貸付での限度額は審査によって決まり、最大でも200万円以内で年間の年金支給額の0.8倍まで借入することができます。

限度額の注意点は、年間の年金支給額の0.8倍まで借入できるといっても、審査によってはそれ以下になることもあるということです。つまり人によっては年金支給額の0.7倍や0.5倍の限度額になることもあるということになります。

年金担保貸付で借入した資金はこんなことに使える

この貸付制度で借入した資金には複数の使用使途があり、比較的様々なことに使うことができます。

  • 保険・医療
  • 介護・福祉
  • 住宅
  • 教育
  • 冠婚葬祭
  • 事業維持
  • 債務の整理
  • 生活必需品

例えば、入院するために借入するための資金の調達に使うことができたり、介護施設を利用するための資金として使えたり、生活費に必要なものを購入したりする時にこの年金担保貸付は使うことができます。

ただし、生活資金として使ったり、旅行に行ったりするためには使うことができませんので、注意する必要があります。他にも細かい使用使途があるため、独立行政法人福祉医療機構のWEBサイトなどで確認してみるとよいでしょう。

70歳以上の高齢者の人でも年金を受け取っていれば借入の可能性が!

年金担保貸付は年金を受け取っていれば、申込条件を満たせるため、高齢者の人でも借入の可能性があります。

キャッシングやカードローンにも申込条件はあり、条件に年齢制限が設けられています。下は20歳以上から上は60歳とか65歳までに設定されていることが多いです。まれに69歳未満とかもありますが、キャッシングやカードローンで70歳を超える高齢者の人が対象になっていることはなかなかありません。

年金担保貸付では年金を受給していれば、あまり対象にならない年齢の70歳以上の方でも借入できる可能性がありますので、お金に困ったならまず詳細を確認してみるとよいでしょう。

年金担保貸付にも審査はある!年金受給者でも利用できないことも

年金担保貸付で借入するにも審査に通らなくてはいけないので、年金を受け取っている人でも利用できないこともあります。

また、年金を受け取っていても、審査以外で利用できないこともありますので、注意が必要です。

年金担保貸付の審査はキャッシングやカードローンと違って時間がかかり、4週間から5週間ほど時間が掛かります。年金を担保にして借入をしても、返済は当然必要になり、返済能力がないと審査に落ちてしまいますので、「年金収入内で返済できるのか」計画をよく立ててから申込を行うようにしましょう。

こんな場合も年金担保貸付で借入ができなくなる

年金担保貸付には利用できない条件もあるため、確認しておく必要があります。

例えば、年金の支給が全額停止しているという場合は利用することができなくなってしまいます。

その他にもこんな理由があります。

  • 生活保護を受けている
  • 同一の年金で借入残高がある
  • 特別支給の老齢厚生年金を受給している

このように、年金担保貸付を利用できないこともあるので注意が必要となります。独立行政法人福祉医療機構の年金担保貸付のWEBサイトでより詳しく載っていますので、申込前には必ず確認しておきましょう。

年金担保貸付は返済にも注意!知らないと返済期間が延びていることも

年金担保貸付を利用して借入するのであれば返済も必要となります。返済方法としては、この貸付制度を扱っている機関が直接受け取って、返済となるといった返済方法になっています。

つまり、独立行政法人福祉医療機構が返済月になると、年金を受け取る前に返済額を引かれ、その余った年金が自分の口座に振込まれるといった手順となります。

また、年金担保貸付の返済は偶数月に支給された年金から返済されることになっています。

偶数月の返済日までに年金が支給されていなかった場合には注意が必要です。この場合は翌月にも2か月分返済するといったことはできないため、偶数月に年金が支給されていなかった場合、それだけ返済回数も伸びてしまいます。

返済額は固定!下限は1万円から設定可能

年金担保貸付での返済額は固定となっていて、下限1万円から設定することが可能になっています。

下限は1万円として、そこから1万円単位で返済額を設定することが可能です。2万円の返済額に設定することもできれば、3万円に設定することもできます。ですが、1回あたりの年金支給額の1/3までしか設定することができません。つまり、月の年金額の1/3が最高の返済額となるわけですね。

年金を受け取っている人もそれぞれ使い道が決まっている人もいるかもしれませんので、返済に充てる金額が多すぎて他のところにお金が回らない。なんてことがないように、注意しないといけません。

任意返済も可能!貸付条件は後日変更もできる

年金担保貸付の返済ですが、任意で返済することもできます。任意で返済する場合は、毎月20日に任意返済が行えるようになっています。

万が一任意で一括返済しなくてはいけないなんてことが起こるかもしれませんので、任意返済も可能であるということを覚えておきましょう。また、年金担保貸付は利用している途中でも貸付条件を変更することが可能となっています。

例えば、何らかの理由で返済が厳しくなってきた、といった場合には貸付条件を変更することで返済額を少なくしてもらうこともできるのです。これは、返済中に1回できるようなので、どうしても返済ができなくて困った、といった時に独立行政法人福祉医療法人に相談してみるとよいでしょう。

年金担保貸付の申込は金融機関で!借入前に書類用意しておこう

年金担保貸付で借入をするのであれば、申込をしなくてはいけませんね。

申込をするためには、取り扱っている金融機関に言って行う必要があります。「取り扱っている金融機関」というのは、「独立行政法人福祉医療機構代理」と表示された機関となっていて、この表示があれば申込ができます。

年金担保貸付への申込書があると思いますので、必要事項を入力して借入申込を行いましょう。また、申込には書類が必要になりますので、こちらも必ず用意するようにしましょう。

年金担保貸付の申込にあたり必要になる書類は複数ある

申込に必要となる書類は複数あり、用意しないと借入することができませんので注意しましょう。申込書以外には次のような書類が必要となります。

  • 年金証書
  • 年金支給額を証明する書類
  • 印鑑登録証明書
  • 本人確認書類

年金担保貸付は「年金」を「担保」にする貸付制度ですから、年金の受給権を担保にするために年金証書が必要となります。

年金支給額を証明する書類としては複数ありますが、1枚あれば問題ありません。例えば「年金振込通知書」であったり、国民年金の支払にかかわる通知書であったりといった年金支給額を証明できる書類がありますね。

印鑑登録証明書についてですが、新しいものでないといけません。発行から3か月以内のものが有効となりますので、過去に発行したものだと、再度用意するように言われてしまう可能性もあります。印鑑登録証明書を用意するなら、最近のものを提出するようにしましょう。

最後に本人確認書類は運転免許証や個人番号カード、パスポートといったものがあれば問題ありません。この書類も有効期限内のものが必要となりますので、期限が切れたものを提出しないようにしましょう。

必要な書類についてはより詳しく例によってWEBサイトに載っていますので、申込前に確認してから実際に、年金担保貸付に申込を行うとよいでしょう。70歳以上の高齢者の方でも、年金を受給していれば可能ですので、高齢でお金の借入を考えているのであれば詳細を確認してみてください。

計画を立てるのに役立つ!計算シミュレーション

独立行政法人福祉医療機構のWEBサイトでは、年金担保貸付を利用するにあたって、「限度額」や「返済可能上限額」が分かる計算シミュレーションを使うことができます。無料で使うことができますので、申込前に使ってみてより計画を練っておくようにしましょう。

年間の年金受給額を入力するだけで、結果を知ることができるのでぜひ使ってみてください。また、この計算シミュレーションが期間によっては使えないということもありますので、注意してください。

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