今すぐお金を借りたい…審査が甘いと謳っている業者には気を付けて!
お金を借りたいと思ったときに、どんなことを基準に金融業者を探しますか?
金利ですか?借り入れ金額ですか?それともテレビCMや雑誌の広告などでよく見る大手かどうかですか?
中には、「審査が甘い所を希望」という方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、ちょっと待ってください!審査が甘いという基準で金融業者を探すのは実は危険がいっぱいです。
アナタが借入しようとしている業者はもしかしたら正規業者ではないかもしれないのです!
今回は、審査が甘いと謳っている貸金業者の危険性についてご紹介していきます。お金の借り入れを申し込む前に、ぜひ一度目を通してみてください。
お金を借りたいと思ったら!まずは審査があることを自覚しましょう
お金を借りたいと思ったときに、審査に落ちて、借りられないとイヤだから出来るだけ審査の甘い所はないかなと探している方も多いのではないでしょうか?
出来れば審査もなしがイイのだけれどとお思いの方はお気を付けください。
審査なしを謳っている正規業者はまずありません!
正規の消費者金融など貸金業者や銀行からお金を借りたいと思った場合、十中八九申し込み時に審査を受ける必要があるのです。
銀行だけじゃない!消費者金融でもお金を借りる際には審査が必要です
銀行だとお金を借りる時の審査が厳しいから消費者金融で借り入れしようなんてお考えの方はいらっしゃいませんか?
銀行は確かにお金を借りたいと思ったときに少し敷居の高いイメージがありますよね。
その点、消費者金融ならぽんぽんととりあえずお金を貸してくれるという印象をお持ちの方も少なくないようです。
でも実はそんなことはありません。
銀行だろうと消費者金融だろうとお金を借りる際には必ず審査があるのです。
しかし、その審査の内容や基準については一般的にそれぞれの業者ごとに異なると言われています。
また、近年は銀行のカードローンも間口を広げ、消費者により身近なものになってきました。
そして、消費者金融は、法律の改正によって、より審査に慎重になってきているといわれています。
そのため、銀行だから審査が厳しい、消費者金融なら審査が甘いなんていうことはもう通用しない時代となったのです。
銀行と消費者金融の一番の違いは遵守している法律にあります。銀行は銀行法といって、銀行の運営・業務をより円滑に健全に行うための基準や決まりが定められた法律に則って運営しています。
この中にローンについての基準も定められているのです。
そして、消費者金融は貸金業法という法律を順守しています。この貸金業法は貸金業者と消費者がより健全な関係で運営ができるように様々な決まりが定められている法律で、2007年に改定がされました。
この改定により、消費者金融はその前よりも審査については慎重に行うようになってきたと言われています。
改定内容は主に以下のような点があります。
変更点 | 内容 |
---|---|
上限金利 | 法律上の上限金利29.2%から借り入れ金額に応じて最大15~20%に引き下げ |
総量規制 | 貸金業者からのすべての借入残高の合計が年収の1/3を超えてはいけない |
体制の強化 | 営業所に必ず国家資格(貸金業務取扱主任者)を持つ人を配置しなくてはいけない |
収入証明書の提出 | 1社のご利用限度額が50万円以上または借入総合計額が100万円以上の場合は収入を証明するものを提出しなくてはいけない |
主に、私たち消費者に関係するのは総量規制と上限金利、それに伴う収入証明の提出です。
この総量規制が適用されるようになったため、消費者金融の審査も甘いとは言えなくなってきました。
無職の方や、専業主婦の方、収入の安定しない方にとっては、審査が厳しいものになったと言っても過言ではないのです。借り入れには最低限安定した収入が求められます。
また、すでに借り入れが年収の1/3を超えている方の場合は、これ以上の借り入れは消費者金融からはできなくなったということにもなりますので、注意しましょう。
多重債務や金融事故を起こした方に「審査が甘い」ところはない!
「審査が甘い」というのはどういうところだと思いますか?
年収が低くても貸してくれるところですか?
複数借入していても大丈夫なところですか?
一度や二度延滞したことがあるけど問題ないところですか?
一口に審査が甘い金融機関といっても、それに望むことは人それぞれですよね。
転職してまだ1カ月しかたっていないけど、貸してくれるところを探しているなんて言う場合もあるかもしれません。
はたまたすでに総量規制の1/3近く借り入れしているけれども、まだ貸してくれるところを希望することもあるかもしれません。
そして、一度ひどい滞納などを繰り返していわゆるブラックリストに載った状態になったけれども貸してくれるところがあればと考えているかもしれません。
審査の手順や内容についてはそれぞれの金融機関の判断によります。しかし、そのほとんどの金融機関で最低限のラインというのは決まっているのです。
この最低限のラインというのは
- 継続して安定した収入があるか
- 総借入金額が年収を圧迫していないか
- 金融事故などをおこしていないか
というようなことになります。
銀行も貸金業者もボランティアで私たちにお金を貸してくれるわけではありません。お金を貸したら金利分をプラスして回収することによって利益を生み出しています。
そのため、きっちりとした返済能力があるのかどうかという点を最も重要視していると言っても良いのです。
既に複数からの借り入れ(大体が3社以上)があったり、以前金融事故などを起こした経験が記録として残っている方というのは、主要な正規業者では審査に通る可能性が限りなく低いと思っておきましょう。
こういった状況に方にとって「審査に甘い」金融機関はほとんどないのです。
これらの情報はすべて信用情報機関に登録されており、金融機関は必ずといっていいほどこの情報を参考に審査をします。
そのため、申し込み時にうその申告などをしても必ずばれますので注意してください。
ネットでよく「審査の甘い業者を紹介」ってあるけどどういう事?
インターネットでお金を借りることについて検索をしていると、よく「審査の甘いキャッシングとは」や「審査甘いカードローンを教えます!」などの特集を目にすることがあるかもしれません。
ではこういった特集記事はウソだということなのでしょうか?
ネットの紹介記事は最低限の審査をしたうえでというのが前提!
ネットでお金を借りることについて検索をしたことはありますか?
この時によく「確実に借りれる!」や「審査が甘い」などのタイトルの特集サイトを1度は見たことをある方も多いのではないでしょうか。
これらの特集サイトは基本的にはあくまでも最低限の審査には通る前提の方々に向けられたものが多いからです。
先ほど述べた返済能力が問題なさそう方というのが根底にあってそのうえで、成約率、サイト作成者ご自身の体験などから審査の通り易さを比較検証しているパターンとなっています。
また、これらのサイトを参考にする上で注意しておかないといけないこともあります。
こういった特集サイトで「審査が甘い」としてよく紹介される消費者金融に「アコム」がありますが、このアコムの新規成約率って何パーセントだと思いますか?
使いたいと申し込みをした人が実際に借り入れできる確率のこと。各金融機関がIR情報として公開している場合が多く、審査の通過具合の参考になる。また、審査には通過したけど実際に契約に至っていない場合も加味されている。
実はIR情報の公開によると2016年6月で48%なのです。
つまり、実際に新規に申し込みをして、借り入れできる人の確率は半分にも満たないということになります。
ちなみに他社の成約率も確認すると35~40%前後が多く、確かに比較的にアコムは審査に通り易いということができることがわかります。
「審査が甘い」と言われていても、必ずしも審査に通るわけではないということは肝に銘じておきましょう。
「ブラックでも作れた」などの体験談は鵜呑みにしすぎないで!
既に金融事故をおこし、ブラックリストに載っている状態の方や多重債務になっている方などが、どうしてもお金が必要で再度借り入れを申し込みたい!と思うことがあるかもしれません。
そういったときに、ネットで「ブラックな私でも作れた!」という体験談や、「多重債務でも安心なカードローンご紹介」などの特集サイトを見つけると希望を持ってしまうのも仕方がないかもしれません。
しかし、これらのサイトをすべて信じ、鵜呑みにしてしまうのはやめましょう。
ネットの情報は基本的には書き換え型ではなく蓄積型と言われています。
つまり、検索をしたときに常にその情報は最新情報というわけではなく、昔の情報が混在している可能性も否定できないのです。
そのため、ブラックや多重債務などでも大丈夫という情報は実は貸金業法改定前の情報であったりする可能性もあります。
また、残念ながら間違った情報であるという可能性も否めません。
そして、なによりも注意したいのは、これらの情報はあくまでも利用者側である消費者の立場から発信している非公式情報である場合が多いということです。
紹介されている消費者金融や銀行などが自らの公式ホームページで「うちは審査が甘いですよ」と謳っているわけではないのです。
様々な人が独自の立場で発信している情報ですから参考程度にとどめておく方が良いでしょう。
参考記事・・・ブラックだけどお金を借りたい!残念ながら借入れはできません
審査が甘いと謳っていたら!その業者は悪徳業者かもしれません
先ほど、「うちは審査が甘いですよ」と金融機関自らが宣伝しているわけではないと記述しました。
しかし、ネットで「審査が甘い」などで検索をしているとたまに「審査が甘い○○ローン!」や「不安な方でも大丈夫!ソフトな審査基準で貸します!」などのサイトに出会うこともあるかもしれません。
ではこういった自らが審査の甘さを売りにしているような業者はどうなのでしょうか?
自ら審査の甘さを売りしている貸金業者には気を付けた方がイイ?
金融業者のセールスポイントとして審査基準の甘さを謳っているような所は大手の消費者金融や銀行ではまずありませんが、中小の消費者金融等では一部であるようです。
しかし、これらの中にはいわゆる闇金といわれるような違法業者が混ざっている可能性があります。
一見すると、違法業者であるのか、正規の中小消費者金融であるのかを私たちが見分けるのはとても難しいと言わざるを得ません。
そのため、「審査が甘い」ということを売りにしているような業者を選ぶのは避けておいた方が無難といえるでしょう。
また、正規の貸金業者であっても、「審査が甘い」ということには何らかのうらがあるといえるかもしれません。
審査が甘いということはつまり、少し返済能力に不安のある方でもお金を貸すということです。その分、貸したお金がきちんと返ってこないかもしれないというリスクを業者側は背負うことになります。
そのため、そのリスク分散の手段として金利が比較的高い傾向にあるのです。また、借入可能金額もそこまで多くない傾向もあるようです。
希望の金額がそのまま借りられるわけではないかもしれないと認識しておきましょう。
教えて!悪徳業者ってどういったものがあるの?
審査の甘さを謳っている業者に多いのがいわゆる闇金のような違法業者・悪徳業者です。
では、悪徳業者というのは一体どういったものなのでしょうか。
主に以下のようなパターンがあります。
種類 | 内容 |
---|---|
闇金・ソフト闇金 | 国や県の登録を得ずに貸金業を営んでいます。法定金利以上(年20%)の金利で貸し付けを行い、利益を得ようとします。昔に比べ無茶な取り立ては少なくなり、近年は、借入者に優しい言葉をかけ巧みに借り入れ金額を増やしていき、金利分のみをどんどん搾取して、元本は減らないなどのソフト闇金と呼ばれる業者も増えてきました。 |
090金融 | ほとんどが国や県の登録を得ずに貸金業を営んでいます。闇金のうちの一種です。こちらも法定金利以上(年20%)の金利を要求してくることがほとんどです。 |
紹介屋 | 「ここは審査が甘いから」や「借り入れについて口利きをしてあげる」など、消費者と金融業者を結び付け、高い紹介料を請求してきます。紹介する金融業者も闇金などの可能性が非常に高いです。 |
システム金融 | いくつかの消費者金融がぐるになっています。まず借り入れした金融機関の返済日が近づくと、別の業者が声をかけ借り入れを誘導します。さらに次の返済日にはまた別の金融機関が声をかけ…と気が付いた時には多重債務に陥ってしまいます。 |
年金担保型金融 | 高齢者を対象に年金証書などを担保に貸し付けを行います。年金を担保に出来るのは一部許可された金融機関のみとなりますので、一般の貸金業者の場合はすべて違法業者です。 |
これらの悪徳業者は言葉巧みに近寄ってきて、借入をさせようとしてきます。
甘い言葉に乗ってしまうと、あとで大変な目に合う可能性が高いので注意しましょう。
また、万が一、これらの業者に出会ったときは、警察や日本貸金業協会に連絡・相談をしてみてください。
甘い言葉に惑わされないで…お金を借りたいときはよく検討を!
どうしてもお金が必要なとき、すぐにお金が必要なとき借り入れをするのは大変便利ですよね。
そして、出来るだけ借り入れする金融機関は審査に通る確実なところを選びたいものです。
しかし、「審査が甘い」という基準だけで選んでしまうと後々後悔することになるかもしれません。
借り入れをするときはライフプランをきちんと立てておきましょう
借入先を選ぶ時に最も重要な事はなんでしょうか?
できるだけ金利が低いところでしょうか?
即日融資してくれるところでしょうか?
無利息期間があるようなところでしょうか?
はたまた審査が甘いところでしょうか?
様々な判断基準がありますが、それぞれに一長一短特徴があるということを把握しておかなくてはいけません。
特に審査が甘いという基準を一番にして金融業者を探してしまうと、後々後悔することになりかねないのです。
先ほどもご説明しましたが、審査が甘いということは、金融業者側には貸し倒しのリスクが生じます。
このリスクを分散するために比較的金利が高い傾向にあるのです。
そのため、長期借り入れをする予定の方や大きな金額を借入したいと考えている方にとっては最終的な返済金額が想像よりも多くなってしまう可能性もあります。
毎月返済は数万円だから~と思っていてもそれが3年で返済が終わるのか、5年で終わるのか、7年で終わるのかではトータルの支払金額は随分と違ってきます。
お金を借入する際には、きちんとご自分のライフプランを立て、毎月の返済額と、総返済額、返済までにかかる期間を考えて申し込むようにしましょう。
また、審査が甘いという言葉に惑わされて、よく確認しないで契約をしたら実は悪徳業者だったなんていう可能性はゼロではありません。
契約時には契約内容などをよく確認するようにし、もらった書面や送られてきたメールなどは必ず保管・保存しておくようにしておいてください。
審査の甘さを求めるよりも、審査に通る自分になろう!
審査に通らないということは、そこには必ず理由があります。
もちろん、その理由を直接申し込んだ金融機関に問い合わせても教えてくれる可能性は限りなく低いです。
そのため、審査に通らなかったときは、何が原因だったのかをご自身で検証する必要があります。
年収や職業、勤続年数が基準に満たなかったのか、他のローンなどでなにか問題を起こしたことがあったのかなど、一つ一つ、審査に落ちた原因を探していきましょう。
そして何となく目星がついたら、原因となる事柄を解消するように努力していく必要があります。
年収や職業、勤続年数であれば、すぐに改善は難しいかもしれません。しばらく申し込むのを避け、ご自身のステータスを上げるように努めていくことが大切です。
他のローンなどで何らかの問題を起こしている場合は、まずは、問題の解決が一番です。
このように、審査が甘いと言われるところを闇雲に探すのではなく、どこでも審査に通る自信がある!といえるくらいの状況に持っていくことがとても大切です。
カードローンやキャッシングは上手に利用すれば大変便利ですから、無理なく付き合えるようにしたいものですね。

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