ちょっとお金が足りなくて困った…。給料日まで生活出来るかちょっと心配…。そんなシーンって意外とありますよね。
とはいえお金が降って湧いてくることはありませんし、友人や家族に借りるのもなんだか気が引けてしまいます。
そんな時にとっても便利な解決方法があるんです。それが「カードローン」。
カードローンはお金の問題を解決するのに有効な方法ですが「でも、カードローンってなんか怖い」「借りすぎてしまわないか心配」「取り立てとか来ない?大丈夫?」といった不安な意見がよく見られるのも事実。
そこで、カードローンはどんなお金の借り方なのか、そして安全性は大丈夫なのか?といった不安点について解説していきたいと思います。
そもそも、カードローンってどんな借り方なの?
カードローン、その単語を聞いたことはあっても一体どんなシステムなんだろう?もしかして難しいのでは…?なんて思う方もいるかもしれません。
まず一番最初のカードローンの基本として、どのようにお金を借り、そして返済するシステムなのかを解説します。
とっても簡単で、しかも便利。カードローンの魅力が高いことがお分かりいただけるかと思いますよ!
「利用限度額」の範囲内で借りたい金額だけ借りられる
カードローンの利用を申し込む際には必ず審査があります。
審査に可決したらカードローンの利用が出来るようになるのですが、その際「利用限度額(借入限度額や融資限度額と言うこともあります)」が決定されます。
利用限度額とは「あなたはこの金額まで借りることが出来ます」と決められた金額のことで、カードローンを利用するにあたって非常に重要な部分です。
仮に利用限度額が100万円でしたら最高100万円まで、20万円でしたら20万円まで、その範囲内で必要な金額だけを借りることが出来ます。限度額が大きい額になればなるほどたくさんのお金を借りることが出来るというわけですね。
ただし、仮に限度額が100万円になったとしても必ず100万円借りなければならないことはありません。あくまで範囲内なので、5万円しか借りなくても全く問題はないんです。
誤解を恐れずに言えば、100万円まで引き出せる口座を手に入れたようなものですね。もちろん返済はしないといけませんので自身のお金が増えたわけではないのですが(ここが重要です!)、もし何かあった時に限度額分のプラスがあるのは余裕に繋がります。
限度額はお金を借りた場合、返済しないと復活しません。
例えば利用限度額が100万円の人が20万円借りている状態ですと、追加で借りることが出来るのは80万円までです。
その後返済することによって借りたお金の総額が50万円になった場合、また50万円まで借りることが可能になります。
何度でも、繰り返しお金を借りることが出来て便利!
カードローンの大きな魅力は「繰り返しお金を借りることが出来る」ことでしょう。
世の中には様々な「ローン」があります。住宅ローン、車のローン、はたまた多目的に利用できるフリーローンなど。
それらはすべて「最初に必要な金額を借りてあとは返済するだけ」です。別の目的や用途でお金が必要になった際には改めてローンを利用しなければなりません。
その点カードローンは最初に契約さえしてしまえば、あとは繰り返して利用することが可能です。
例えば「毎月給料日前はどうしてもちょっとお金が足りなくなってしまう。もうちょっと余裕のある生活をしたい」という人の場合、カードローンを利用することによって大きく生活は変わるでしょう。
給料日5日前くらいから生活が厳しくなるのであれば、そのあたりでカードローンでお金を借ります。そして給料日がきたら借りたお金を返す。それだけで給料日前の生活に余裕が出来ますし、返済をすぐに済ませてしまえば利息も少なく済みます。
限度額の範囲内という制限はあるものの、好きなタイミングでしかも繰り返しお金を借りることが出来るのは、急にお金が必要になった時の強い味方となってくれるはずです。
絶対使わないといけない!ということもない。「念のため」もアリ
カードローンを利用しようか迷っている方の不安のひとつに「すぐ使う予定はないけれど利用(契約)しても大丈夫なのか?」があります。
基本的にローンは「必要になったから利用する」というイメージが強いため、その時にならないと申し込んではいけないのでは?と思うかもしれませんが、カードローンはそんな心配はいりません。
現在利用するための明確な目的がなくても、審査に可決すれば利用できるようになるんです。
基本的に契約は自動で更新されますので、一度契約してしまえばずっと利用することが出来ます。ただし一部の会社では一定の期間一切の利用がないと契約更新のタイミングで契約を終了することもあります。
これらはカードローンに申し込む際の「利用規約」に記載されていますのでチェックしてみるといいでしょう。契約更新や契約期間についての部分に記載されていることが多いです。
カードローンには実は様々な種類があるのですが、銀行が提供しているカードローンの場合預金口座に紐付けておくタイプの商品があります。
預金が0円になってしまっても、利用限度額の範囲内であれば預金額以上に引き出せるというもの。こういうタイプは「貯金がある限りは利用しないけど、万が一貯金じゃ足りなくなってしまった時」にすぐ使えるカードローンですね。
カードローンの金利、計算すれば案外高くない?!
カードローンの2つ目の不安。それはやっぱり「金利」ではないでしょうか?
「カードローンは金利が高い」…有名な話ですし、やっぱり気にするところですよね。
確かに住宅ローンなどに比べたら金利はかなり高いと言い切っていいでしょう。しかし、上手に利用すれば思ったよりも支払う利息は少なくなるんです。
自分の使い方によって支払う利息も少なく出来る、それもカードローンの魅力なんですよ。
利用する金額によってはそんなに利息は高くならない!
カードローンでお金を借りる場合、借りた分にしか利息はつきません。これは他のローンなどでも同じですね。
ポイントとなるのは「借りた分だけ」という点です。つまり、借りている金額が少なければ利息も少なく、多ければ利息も多くなるということ。
仮に年率「17.8%」のカードローンを利用したときの利息額をいくつかのパターンで計算してみました。
借入額 |
返済額 |
返済回数 |
利息額 |
返済総額 |
30,000円 |
2,000円 |
18回 |
4,175円 |
34,175円 |
50,000円 |
5000円 |
11回 |
4,521円 |
54,521円 |
100,000円 |
5000円 |
24回 |
19,490円 |
119,490円 |
いかがでしょうか?思ったよりも利息額は少ないと感じた方が多いのではないでしょうか。
仮にちょっとまとまった金額を借りたとしても、毎月の返済額を多めにしたり、毎月の返済に加えて自分の好きな金額を好きなタイミングで返済する「随時返済(追加返済、任意返済とも言います)」を利用すれば利息をかなり減らすことが出来ます。
今月だけは余裕がないけど、来月になれば余裕がかなり出来るなんて方は、カードローンでお金を借りておいて余裕ができたら全額を一気に返済する「一括返済(全額返済)」を利用すればいいでしょう。
カードローンは利息が大変と思われがちですが、
といった3つのポイントを知っていれば利息をぐっと少なくすることが可能なんです。
とはいえ決して低いわけではない。金利が低い会社を探そう
利息は工夫次第で少なくすることも十分に可能だということは伝わったかと思います。とはいえ、決してカードローンの金利は低いわけではありません。
そもそもカードローンは大別すると
- 消費者金融系カードローン
- 銀行系カードローン
- クレジットカード会社(信販会社)系カードローン
の3つにわけられるのですが、それぞれの平均的な金利が違います。
金利には一番高い金利である「最高金利」と、一番低い金利である「最低金利」が必ず設定されていますが、多くの方は「最高金利」が適用されることになるため、3種類のカードローンの最高金利の平均的な数字を比較してみましょう。
消費者金融系 |
銀行系 |
信販系 |
17%~18% |
14%~15% |
15%~18% |
と、中では銀行系カードローンと言われる種類が一番最高金利が低く設定されていることがわかります。
ただ銀行系カードローンでさえ、住宅ローンや車のローンと金利を比較すると(当たり前ですが)高いです。工夫次第でなんとでもなるものの、カードローンの金利は決して他とくらべて低いわけではないことは知っておくべきです。
お得に使うなら「無利息期間サービス」を利用すること
多くの大手消費者金融系カードローン、及び一部の銀行系カードローンは「無利息サービス」を行っています。
無利息サービスについて
無利息期間サービスとはその名の通り、一定期間なんと利息が0円になるという驚きのサービスです。
残念ながら基本的には新規契約時、つまり最初に借りるタイミングでしか利用できません(中には再度利用できる会社もあります)が、まとまったお金を借りて、無利息期間の間に大半を返済してしまえば少ない利息で返済することが出来ます。
消費者金融系 |
銀行系 |
アイフル・アコム・プロミス(30日)、 ノーローン(7日※繰り返し利用可)
|
レイク(30日または 5万円まで180日)
|
上記の大手カードローンであれば無利息期間を利用することが出来ますので、チェックしておくといいかもしれませんね。
家族に内緒で借りたい…カードの配達時間が選べる「アイフル」
アコムで安心の借り入れ!お金を借りたいなら計画的な利用を心がけて
安全に借りたいならプロミス!有名カードローンならではの魅力とは
借り過ぎが心配…でも大丈夫!借り過ぎないように出来ている
カードローンの次の不安は「お金を借りすぎてしまうのではないか」という点ではないでしょうか。
これは非常に個人差が出るので難しい問題ではあります。しかし「自分はお金を借りすぎるなんてことはない!」と思っている人が意外とお金を借りすぎてしまう…なんてこともあるので、気をつけておくことはとっても大事。
しかし大丈夫。カードローンは借り過ぎないように仕組みが出来ているんです!
お金を借り過ぎないための仕組み。それが「総量規制」!
カードローンでお金を借り過ぎないようにする仕組みの名前は「総量規制」と言います。
どのような仕組みなのかというと、その内容はとってもシンプルで「自身の年収の3分の1を超える金額を借りることは出来ない」というものです。
これは1社からではなく、すべての借り入れ金額を合計した金額。
年収が300万円の人がA社から50万円借りている場合、あと50万円までしか借りられないというわけです。
また、注意しなければならないのは「実際に借りている金額と違う」という点ですね。A社と利用限度額50万円で契約している場合、50万円の範囲内で借りている金額がいくらであっても、追加で別の会社(またはA社)から借りられるのは最高で50万円となります。
ポイントをまとめますと
- 年収の3分の1を超えては借りられない
- 借り入れ可能な金額の合計は全社合わせて
- 実際借り入れている金額ではなく契約している限度額で計算
となります。
ちなみに住宅ローンや車のローンは「例外」とされ、総量規制に入りません。他にも一時的な医療費の貸付やおまとめローンなどは「除外」とされ、こちらも総量規制の対象外となります。
総量規制によってカードローン会社はお金を貸すことは出来ないので、どうしようもなく借りすぎてしまう…ということは防げるんです。
もともとこの法律は昔サラ金が大流行した時代に、お金を借りすぎて首が回らなくなる人たちが急増、社会問題となったことからこのように厳しくなった歴史があるので、しっかりと規制がなされていることもうなずけますよね。
ただし「総量規制」には弊害も?もっと知っておきたいポイント
お金の借り過ぎを防いでくれる「総量規制」ですが、弊害…とも言えるポイントもあります。
それは専業主婦の方がお金を借りる場合です。
専業主婦の方は家事や育児を行っているため働いていない方。職種で言えば「無職」に当たります。自身でお金を稼いでいるわけではないため、収入は0円ですよね。
総量規制の法則「自身の年収の3分の1」に当てはめると、0円の3分の1ですから、0円。
そう、総量規制という仕組みの上では専業主婦の方はお金を借りることが出来ない…ということになるんです。
絶対にお金を借りることが出来ない、というわけではありません。「配偶者貸付」という配偶者の年収と合算し、合算した年収の3分の1以下であれば借り入れが出来る仕組みを利用すれば専業主婦でもお金を借りることは可能です。
ただし配偶者の同意書が必要なこと、表立ってOKとしている会社が少ないこと(大抵利用条件に「自身に収入があること」と明記されています)により、一般的な方法とは言えません。
専業主婦でもお金を借りたいなら「対象外」の会社で借りよう
専業主婦ではカードローンを利用できないわけではありません。先ほどの配偶者貸付はもちろんですが、日本には「総量規制対象外」のカードローンもあるんです。
それが「みずほ銀行」「三井住友銀行」「楽天銀行」「イオン銀行」といった、銀行や信用金庫などの金融機関のカードローン(いわゆる「銀行系カードローン」)です。
なぜ「総量規制」の対象外かというと、総量規制が含まれている法律に理由があるんです。
総量規制が含まれている法律は「貸金業法」というもの。貸金業法が適用されるのは「貸金業者」に分類される企業で、具体的には「アコム」「アイフル」「プロミス 」「モビット」といった消費者金融や、クレジットカード会社です。
消費者金融のカードローンは年収の3分の1までしか借りることが出来ない仕組みになっているものの、貸金業者ではない銀行や信用金庫は年収の3分の1を超えた金額も借りることが出来ますし、収入のない専業主婦の方でもお金を借りることが出来るんです。
ただし、総量規制の対象外だからといってぽんぽんお金を借りることは出来ません。あくまで収入(年収)に見合った金額しか借りることが出来ませんので、借り過ぎてしまうことはそうそうないと言ってもいいでしょう。
取り立てや家族バレが心配。今のカードローンはその点も心配なし
最後のカードローンの不安。それは「家族にバレてしまわないか?」「取り立てが家に来るのでは?」といった、利用してからの不安です。
お金を借りることはやっぱり家族には言い難い部分がありますし、家に電話や郵便物が来ると困る人も多いと思います。
最近のカードローンはその点も問題なし。出来るだけ家族や周りにバレないようになっているんです。
カードローン審査に必ずある「在籍確認」も個人名なので安心
カードローンの審査の中で、必ずあるといってもいい連絡があります。それが「在籍確認」です。
これは申込者の勤務先に電話をかけることで、申込者が本当にその勤務先に勤務(所属)しているのかを確認するために行われるものです。
「職場に電話がかかってくるなんて怖すぎる!」と思うかもしれませんが、そんなに怖がることはありません。
まず、かけてくる担当者は会社名を名乗ることはありません(銀行のカードローンの場合、銀行名を名乗るケースもあるようです)。田中や鈴木などの個人名を名乗ります。
電話の内容も「○○(申込者の名前)さんはいらっしゃいますか?」といったシンプルなものです。しかも、本人が電話を取る必要はありません。仮に休みだったり、外にいるなど席を外していても電話に出た人が「今日は休みです」「今席を外しています」と返答すればOKなんです。
その理由は「本人が電話に出ること」が目的ではなく、「本人がその会社に勤めているのか確かめる」ことが目的だからなんですね。
もちろん自分が出たい!という場合は電話口で待ち構える必要こそありますが、特に気にするほどのことではありません。
どうしても在籍確認が嫌だ、あるいはムリという場合は代わりに「在籍証明書」や会社名が入った収入を証明する書類(給与明細書など)を提出することで在籍確認の代わりとしてくれることもあります。
内緒でお金を借りたい!家族や会社にバレずに借りる方法
内緒でお金を借りたい!カードローンやキャッシングは保証人が必要?
家に取り立てがくることはない!基本は連絡先への電話のみ
借金の取り立てのイメージ…となると、家に怖い人が来て「金返せ!」と叫んでいるようなものでしょうか?
もちろんですが、きちんとしたカードローン会社であれば現在このような取り立ては絶対にないと言い切れます。
なぜならこちらも法律できちんと
- 午前8時~午後8時以外の時間に連絡をしたり家に行ってはならない
- 正当な理由なしに勤務先に一切の連絡をしてはならない
- 他の会社でお金を借りさせて返済に充てさせてはならない
- 借りた人以外の人(家族など)に代わりに返済させてはならない
といった、様々な禁止事項が定められています。
そのためいきなり家に取り立てにくることはよほどの理由…例えば数ヶ月返済をしなかった上に連絡先への連絡が一切つかない場合などを除いてはないといっていいでしょう。
そもそもきちんと返済日までに返済を行っていれば「取り立て」が起こりません。仮に1日2日遅れてしまったとしても連絡先(多くの方が携帯電話に指定しているでしょう)には連絡はきても、電話に出ればそれ以上かけてくることもありません。
きちんと返済しているのに理由もなく家にくることがあれば、警察に通報しても問題ないレベルです。
今はイメージも非常に大切。悪いウワサが出ればその会社の利用は大きく減ってしまうため決して理由なく利用者を不快・不安にさせることはないんです。
ただし、正規の業者ではないいわゆる「ヤミ金」からお金を借りてしまった場合は、家への取り立てや勤務先の連絡もゼロとは言えません。
絶対にヤミ金からお金を借りないようにするためにも、自分がよく知っている有名な会社を選ぶように心がけましょう。
自宅への郵便物なども多くない。ただし利用形態によっては来ることも
自宅への郵便物が来ないか心配、という方も多いと思います。自宅に電話がくることは少ないですが、自宅に郵便物がくる可能性は残念ですが高いと言えます。
これは契約方法によって変わるのですが、ネット上でカードローンを契約した場合、カードローン専用のカードが自宅に届きます。
とはいえ本人確認郵便である可能性が高いので、家族が知らない間に受け取っていた…というケースは少ないと想像できます。消費者金融の「アイフル」であればカードが自宅に届く日時を指定できるので、確実に受け取ることも出来ます。
また大手であれば店舗、あるいは自動契約機でカードを発行すれば自宅にカードが来ることはないので郵便物を減らすことも出来るでしょう。
郵便物を一切家に送ってほしくないのであれば消費者金融「モビット」の「WEB完結」を利用すればすべてWEB上で完結するので安心です。
このように、商品や会社によってどれくらい郵便物が届くのかは変わりますので、心配ならば入念な下調べをしておくことをおすすめします。
きちんと会社を選べば、カードローンは手軽で気軽な借り入れ手段!
カードローンを利用する前に出てくる不安は誰しもあると思いますが、思ったよりもその不安点は簡単に解消出来るようになっているんです。
お金を借りすぎてしまわないようにする「総量規制」という仕組みがありますし、総量規制が適用されないカードローンでも大体総量規制くらいをボーダーラインとするので決して「知らない間に借りすぎてしまった」ということはありません。
金利も確かに低いものではありませんが、自分の身の丈に合った金額を借りるのであれば家計に負担をかけずに利用することは十分に可能になっているんです。
大手消費者金融の「モビット」は利用者は2015年3月の時点で約35万人。失礼ながらあまり誰も利用しているイメージがないカードローン、実はモビットだけでもこれだけ多くの人が利用しているんです。
自身が信頼できる(名前を知っている、CMで見たことがあるなど)会社を選び、きちんと返済することを心がけていればトラブルに巻き込まれることは100%近くないといっていいでしょう。
ポイントを知っていれば、カードローンはとっても手軽かつ気軽に利用できる借り入れ手段なんです。不安な点が解消されたのであれば、一度申し込みをしてみてはいかがでしょうか?